継承者『ユジン』

データベース
データベース継承者
スポンサーリンク

ヒーラータイプの継承者。アルビオンの衛生兵であり、グライの部下。

味方に対して回復と強化、敵には防御ダウンのデバフも撒けるサポートに特化したキャラクター。なお設定上ユジンのアルケーは自分に対して回復効果がないらしい。(ゲーム内では回復できます)

キャラクター概要

役割サポーター
特徴専用ドローンで味方を治癒するメディカルサポーター。
自分と味方間の距離を判断してHPを回復させ、バフを付与する。
属性無属性

スキル


仮病禁止
味方を救出する時間が大幅にDOWNする。
ユジンに救出された対象は一定時間最大HPがUPする。

連帯治療
【特異】
味方を追跡しながら回復させるドローンを召喚する。
召喚が解除されると促進剤効果により追加対象を回復させ、攻撃力をUPさせる。

再構成血清
【融合】
再構成血清を発射して防御力をDOWNさせ、アレルギー効果を付与する。
アレルギー効果を持つ敵を攻撃すると周辺の味方を回復させ、敵を倒した味方を追加回復させる。

ドーピング
【特異】
味方に覚醒効果を付与する。
覚醒効果が継続する間、味方は受けるダメージ量がDOWNし、覚醒効果が終わると味方を回復させる。

過反応治癒フィールド
【融合】
自分と味方を回復させて浄化と無効を付与し、デバフを解除しながら防御する。
範囲内の味方と敵の数によって追加回復し、ユジンは過剰活動効果が付与され、攻撃力とスキル威力がUPする。

スキン


未知との遭遇

ストーリー・能力

ストーリー

アルビオン唯一の民間病院の医師、ユジンが生死の境を彷徨う戦場で衛生兵として服務することになったのは、母親のせいだった。彼の母が勝手に衛生兵として服務させると宣言し、志願書を司令部に提出したのだ。まったく不本意な入隊に、ユジンは大声で叫びたい気持ちだった。そうやって始まった軍生活に、世界一と言えるほど怠惰で敏感なユジンが熱心に務めるはずがなかった。そんな息子が気に入らなかった母とも一日に何度も口喧嘩をした。当時衛生隊長だったグライも二人の喧嘩の仲裁を諦めるほどだった。

『なら、母さんが治療してくれ。どうせ俺が何をしたって気に入らないんだろう。なぜ回復の見込みもない人間を救わなければならないのか、俺には理解できない』

そう言い終えた瞬間、ユジンは頬を強く叩かれた。『あなたは医者ですよ!最後の最後まで人を助けるのがあなたの役目でしょう!?』母に何か言い返そうとしたとき、ベスパーズ兵力から負傷者が続出しているという知らせが届き、ユジンの母はすぐにそこへ駆け付けた。言い争いの末に叩かれたユジンは黙っていたが、怒りが収まると後悔が押し寄せてきた。母が戻ってきたら謝ろうと思っていた。しかし、彼女を含めた衛生隊員たちも戦闘に巻き込まれたことを知らされ、すぐに戦場へ向かった。

母に謝ることもできず残りの人生を送りたくはなかった。毎日のように喧嘩をする仲ではあるが、彼にとっては愛する家族なのだ。母を失うことなど考えたくもなかった。戦場に到着したユジンは、辛うじて息をしている母を見つけた。今すぐ助けてやる、どうか死なないでくれと号泣する息子に、母は

『辛いのは分かるわ。それでも患者さんに…最後まで全力を尽くしなさい』

と遺言を残すと、息を引き取った。彼に抱かれたまま亡くなった母を含め、バルガスにさらわれた者たち以外はみな命を落としたという報告書を自ら作成して提出した日、ユジンは一晩中泣き明かした。そして決心した。生き延びようとする人の治療を決して諦めないと。失踪から100日以上経ってから戻ってきた、バルガスの実験体として身もだえながら暴走する隊長のグライを引き止めようとして4本の肋骨を折ってしまったときも、彼は諦めなかった。血まみれになったグライの手を握って言った。『隊長!私たちは衛生隊です。最後の最後まで諦めてはなりません!』それを聞いて、グライは正気を取り戻すことができた。閉ざされた病棟の中は、ユジンの温かいアルケーに満ちていた。人を助けたいという強い願いによって、彼の治癒能力が開花した瞬間だった。

能力

細胞再生促進因子生成

ユジンのアルケーは、今まで発見されたアルケータイプの中でも際立った形をしていた。継承者本人のアルケーによって能力や免疫力が上昇するのが普通だが、ユジンのアルケーは本人にまったく効かなかった。ユジンのアルケー治癒メカニズムは、他人にしか適用できないのだ。本人には何の役にも立たないアルケー。検査室の全員が一瞬沈黙した。最初に口を開いたのはユジンだった。自分の虚弱体質はこのせいだったのかと、平然と冗談を言い、自分は医者だからある意味では当然なことだと言った。ただ面倒なのは苦手だから、自分の手間を減らせる治癒装置の開発をよろしく頼むとも言った。

『使い勝手の悪い装備だったら捨てるからな』
– ユジン

タイトルとURLをコピーしました