アタッカー性能も持つタンク。元土方の親方で、4スキルで空も飛べるアイアンマン。
バリアやシールド回復を持ち耐久力が高い一方、スキルで格時できる「磁力」を用いて強力な攻撃も繰り出せる。同じタンクのエイジャックスと比較すると耐久力に劣るが、その分火力でカバーするタイプ。
キャラクター概要
役割 | タンク型アタッカー |
---|---|
特徴 | 磁場を生成して操るタンカー型アタッカー。 バリアを展開したり、磁力を放ったりすることで敵を押しのけ、仲間たちの頑丈な盾になる。 |
属性 | 無属性 |
スキル
優れたテクニシャン | カイルはスキルを通じて磁力を獲得できる。シールドを使い果たすと、一定時間シールドと磁力が回復する。 |
---|---|
斥力ダッシュ | 【工学】 敵へダッシュし、ダメージを与えて磁力を回復する。 |
磁性ブルワーク | 【次元】 前方にバリアを張り、敵の発射物攻撃を防御できる。 防御した発射物によって磁力を回復する。 |
磁力放出 | 【次元】 ダメージを受けると、HP・シールドの代わりに磁力を消費する。一定時間後、磁力を爆発させて自分の周りにダメージを与える。 |
超伝導スラスター | 【工学】 空中飛行ができる。その後、磁力をすべて使い衝突した地点の周りへ強力なダメージを与える。ダメージは消費した磁力の量によってUPする。 |
スキン
ストーリー・能力
ストーリー
作業班が設置したものの代表的な例には、イングリス各地に設置された前哨基地とアグナ砂漠にある分光採掘機がある。この二つの共通点は、アルビオンの戦力に大きく貢献したことと作業班長のカイルによってすべての作業が仕切られたことである。
カイパー使用方法の高度化を受け、アルビオンは迅速に戦力の強化を果たし、より多くのカイパーを必要としていた。マジスターと発掘班の探査結果、アグナ砂漠に大量のカイパーが埋蔵されていることが分かった。司令部はアグナ砂漠に分光採掘機を設置する計画を立てた。設置人員にはカイルを含むベテラン作業員たちが選抜された。みなカイルと十数年以上共に働いてきた、家族のような仲間だった。
有能な技術者が多く投入されたが、砂漠の劣悪な環境で巨大な採掘機を設置する任務は予想以上に難しかった。それでもみな、家族のような仲間の存在によって乗り越えることができた。特に疲れた日には誰もが「この仕事が終わったらカイルの家に隠しといた高い酒を一滴も残さず飲んでやる」と大口を叩き、カイルは「やれるもんならやってみろ」と言って笑った。そうやって彼らは互いを頼りながら分光採掘機の設置に全力を注いだ。
長期間に渡る作業の末、ついに分光採掘機の作動に成功すると、作業班の全員が喜びの歓声をあげた。あとは家路につくだけ…そのとき、カレルの命令で待機していた暗黒の軍団が襲撃してきた。家に帰れるという喜びの歓声は、悲鳴へと変わった。後方で帰る支度をしていたカイルは、敵の銃弾に力なく倒れていく仲間たちを目撃した。次の瞬間、仲間を貫通していた銃弾が彼に向かって飛んできた。もうすぐ死ぬのか。カイルは目をつぶった。その瞬間、弾丸は何かに塞がれたかのように止まり、地面に落ちた。足元に転がる弾丸を見て、カイルはすぐに気付いた。噂でしか耳にしたことがなかったアルケーとやらを自分も持っているのだと。
自分の能力に気付いた彼は仲間たちを救おうとしたが、すでに手遅れだった。ショックを受けたカイルは役に立てなかった自分を恨み、「やるだけやった」という言葉だけを司令部に伝えて引退した。そうやって自分の力を隠したまま、誰とも会わずに一生を終えたいと思った。そんなある日、彼は偶然分光採掘機がバルガスの手中に入ったことを耳にする。
カイルはそれがどうしても許せなかった。その採掘機は仲間たちの命も同然だった。バルガスによる襲撃で遺体も収拾できなかった、あの仲間たちと一緒に設置した採掘機だった。彼はためらわず司令部を訪れてすべてを打ち明け、継承者となる道を選んだ。そして、誓った。必ず分光採掘機を取り戻し、彼らの遺体を家に送ってやると。彼らがあんなに飲みたがっていた高い酒と共に。
能力
超伝導スラスター搭載飛行型スーツ
カイルのスーツは、彼のアルケー能力である磁力を自由自在に操れるよう開発された。常に味方を助け、守れるように。そして、手遅れになる前に素早く移動できる手段まで備えたスーツだった。ただ、スーツが完成するまでには多くの葛藤があった。カイルの望む性能とそれを実現するためにはアルケーの消費が激しくなり、体が持たなくなるというマジスターの意見が衝突したからだ。この話題になるとマジスター研究所のドアが壊れるような音を立て、怒り心頭のカイルが出てくる…何度かこれが繰り返された後、結局自分で作ろうと決めたカイル。必要な素材をマジスターから受け取り、やがてスーツは試作品のレベルを超えて彼が求めるレベルのものに仕上がった。
『このレベルにしかできないのか?』
『だったら自分で作ったらどうだ?』
『そうさせてもらう』
– カイルとアナイス