通常形態とHPを消費して発動するバーサク形態を切り替えながら戦うキャラクター。インテリな見た目ながら一児の母、更にはバリバリの前衛型で、バーサク状態になると白髪になる。
火力を出すにはHPを消費しなければならないため慣れないうちはダウンしやすいが、その分高い火力を出せるのが魅力。
キャラクター概要
役割 | アタッカー(サポーター型) |
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特徴 | 自分を蝕むほど強くなるアタッカー。 内なる怒りを爆発させ、敵を素早く制圧する。 |
属性 | 無属性 |
スキル
渇き | 敵を倒すと生命の球体を生成する。生成された生命の球体を吸収すると自分のHPを回復し、生命の力を蓄積できる。 |
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暴走 | 【特異】 自分のHPを消費してバーサーク状態になる。バーサーク状態では遠距離武器の攻撃力と貫通力がUPする。 |
生命奪取 | 【次元】 周りの敵にダメージを与えHPを回復する。バーサーク状態では与ダメージがさらにUPし、通常状態では一定時間敵からの被ダメージがDOWNする。 |
感覚強化 | 【特異】 感覚を極大化させ、バーサーク状態では一定時間弾薬を消費しない。通常状態では移動速度UPと生命の球 |
大虐殺 | 【次元】 現在の銃器を大虐殺に切り替える。バーサーク状態ではスキルダメージを追加で与え、通常状態ではダメージを受けた敵をスタン状態にする。 |
スキン
ストーリー・能力
ストーリー
『お母さんが最後の最後まで他人を守ってあげるのなら、お母さんのことは誰が守ってくれるの?』
ダイア・アリアスは自分の母親に質問した。「最後の最後まで」はアルビオン衛生隊のキャッチフレーズで、衛生隊長のグライは初めてそれに疑問を呈する者に出会った。一生「最後の最後まで」を唱えながら守ってきた自分に対して誰も聞かなかった、誰も聞いてくれなかった質問。それを娘に聞かれるのは複雑な気分だったが、「お母さんを守らせてほしい」という娘の願いはどうしても聞いてあげられなかった。家族全員を戦場で失ったグライは恐れていたのだ。娘でさえも失ってしまえば、自分はすべてを失うことになるから。
グライに強く反対されたダイアは、結局母親の元同僚であり、同じく軍事大学で教授をしていたエイジャックスに推薦状をもらって入隊した。グライは自分の過去や傷をすべて知っているにもかかわらず娘に推薦状を書いてあげたエイジャックスに裏切られたと思い、彼とは口も利かなくなった。
意地を張って軍人になった娘のことが心配で居ても立っても居られなかったが、信じてみようと考え直したグライはそれを後悔することになる。ベスパーズ一帯の空襲作戦に派遣されていた継承者分隊を除く残りの兵力の多数が死亡・行方不明になった事件が起きたのだ。失踪者名簿にはグライと彼女の娘の名前も含まれていた。アルビオン司令部が失踪者捜索に取り組んでいる間、グライとダイアは真理の教団が行う残酷な実験の実験体となり苦しんでいた。二人はバルガスの遺伝子を人間の体に注入し、新しい「種」を作る実験の実験台として使われた。グライは娘の張り裂けるような悲鳴を聞きながら怒りで体を震わすことしかできない状況に絶望した。
怒りや絶望の中で気を失っていたグライが完全に意識を取り戻した時、目の前にあったのは部屋の端に転がっている副官と、無惨に壊れた集中治療管理室だった。理性を取り戻したグライは『私の娘はどこ?』と聞いたが、誰もそれに答えることはできなかった。怒りでもう一度暴走が始まろうとしていたその時、副官が叫んだ。『遺体は見つかっていないんです!生きているかもしれません、隊長!私たちは衛生隊です。最後の最後まで諦めちゃいけませんよ!』その言葉とともに、体中を包む温もりを感じた。落ち着いたグライはほんの少し期待を抱いた。生きているなら、助けられる。最後の最後まで諦めないのが衛生隊の仕事なのだ。グライは再び立ち直り、娘を取り戻すために全力を尽くし始めた。
専用装備・能力
変動型アルケー銃器「大虐殺」
人間とバルガスの遺伝子構造を持ち合わせ、アルケーを使うことができる唯一無二の存在。そんなグライに見合った武器を作るのは困難な作業であった。出力点をどこに合わせるかが争点となり、人間の時を基準にするべきだというアナイスとデジレーンの意見に、グライは強く反対した。自分の命が削られようとも、敵を虐殺できる武器が欲しいと主張したのだ。長い言い争いの末、グライが暴走した時を基準に出力点を合わせることにした。完成した武器を受け取ったグライは、しばらく何も言わずにそれを見つめると、ホルスターに収めて去って行った。
『バルガスを皆殺しにすれば、娘を見つけられるでしょう?』
– グライ