継承者『エンゾ』

味方への弾薬補給などサポートがメインのドローンを使う継承者で、レピックの従兄に当たる人物。

同じドローンを扱う継承者のジェイバーとは違い、エンゾは味方への弾薬補給と攻撃サポートの能力に寄っており、回復は自己のシールドしか持っていない。

大量の弾薬が必要になるボス戦や拠点防衛などが得意。

キャラクター概要

役割	サポーター
特徴	補給ドローンを用いるサポーター。味方に弾丸を補給すると同時に、ドローンで遠距離攻撃を行いながら戦場を指揮する。
属性	無属性

スキル

射撃サポート	エンゾを中心に、一定範囲内の味方に射撃サポートの効果を付与し、最大弾丸所持量をUPさせる。この効果はスクワッド内にいるエンゾの人数に応じて、効率が若干UPする。エンゾの暗号化保管箱セキュリティ解除時に効率がUPし、解除完了時の報酬量がUPする。
補給開始	【特異】指定の位置に弾丸補給装置を召喚する。弾丸補給装置に近づくと弾丸が補給される。弾丸補給装置は味方1人あたり1回ずつ使用でき、味方の全員が使用するか、継続時間が終了すると消える。
爆発ドローン	【次元】前方に爆発ドローンを飛ばす。爆発ドローンは敵や物に当たると爆発し、ダメージを与える。
アーマー強化	【次元】シールド回復通信デバイスを召喚する。シールド回復通信デバイスは最初の召喚時、エンゾのエネルギーシールドを一定量回復し、その後アーマー強化の効果によってエネルギーシールドを回復し続ける。
パーフェクトサポート	【特異】味方と自分に小型補給船を召喚する。小型補給船は定期的に弾丸補給を行い、味方にパーフェクトサポートの効果を付与する。小型補給船は継続時間中、前方の敵を攻撃する。終了時、前方にミサイルを発射し、落下地点で大爆発を起こす。

研究素材

スキン

ストーリー・能力

ストーリー

戦争に勝つための要素を聞かれれば、普通は強力な武器と大規模の兵力、そして優れた技術と答えるだろう。しかし、エンゾの答えは違う。
強力な武器は戦場まで適時に運ぶ必要があり、大規模な兵力は彼らが本領を発揮できるよう十分に食べさせる必要がある。優れた技術も豊富な資金がなければ量産にはつながらない。エンゾにとっての勝利に必要な要素は、円滑で体系的な補給である。そして、もしこれらを適切に行えていたなら、従弟のレピックが右腕を失い、第44擲弾兵部隊が全滅することはなかったとエンゾは自分を責めていた。
アグナ砂漠での防御作戦時に軍需担当官を務めていたエンゾは、敵に囲まれた第44擲弾兵部隊に弾薬を届けようと、自ら戦術装甲車を運転して戦線に向かった。
唯一の血筋である従弟のレピックを救いたい。そして、弾薬を早く補給すれば戦況が有利になるかもしれない。だからできるだけ速く弾薬を届けよう…

しかし、気持ちが先走ったせいか、まともな護衛もなく移動していた補給部隊は、バルガスの奇襲を受けて弾薬もすべて爆破されてしまった。もはや第44擲弾兵部隊ではなくエンゾ自身の命が危うい状況だった。しかしエンゾは自分の命より、戦友に届けようとした弾薬をすべて失ったことに絶望した。こんなに無力だとは…戦友と従弟まで失うことになるなんて…

エンゾが泣き叫びながら地面を叩くと、その中から補給品が現れた。後で分かったことだが、その現象はエンゾのアルケー能力である無機物の空間認識召喚で、その弾薬は遠くのアルビオンの弾薬庫から召喚されたものだった。しかし、それを知る由もなく奇跡が起きたと思ったエンゾは、一人で敵を倒しながら補給品を運び、第44擲弾兵部隊の位置まで無事移動することができた。しかし、二度目の奇跡は起きなかった。擲弾兵はすでに全滅していて、運よく生き残ったレピックも右腕を失っていた。レピックは苦境を乗り越えて優秀な継承者となったが、補給さえ完璧だったなら、あんな被害を受けないで済んだかもしれないとエンゾは自分を責めた。

もう二度と失敗は冒さない。完璧な補給ですべての仲間を救い、戦争で勝利してみせる。エンゾは司令部直属の継承者であり参謀となった今でも、いつもその時のことを振り返り、誓っている。そして助けを求める者がいれば、自ら戦場に向かい兵士たちが望むだけ補給をしている。補給という当たり前のものが奇跡にならないように。そして、勝利の要素をいつだって手に入れられるように。

能力

無機物の空間認識召喚

エンゾのアルケー能力は、彼が認識した空間に存在する無機物を、自分のアルケー範囲の周辺に召喚するものである。一見万能に見えるが、実は明確な限界がある。有機物は召喚できないうえに、質量に応じてアルケーを消費するため、たとえ無機物でも戦略兵器レベルの召喚はできない。しかし、専用の武器庫に積載されている戦術部隊用の弾薬や爆撃支援用のドローンは、事実上無制限に召喚できる。

『戦争が終わったら、この能力を配達や流通業で生かそうと思います』
– エンゾ