TFDのマスコット的キャラクター。トレイラーや公式サイトなど、何かと彼女がメインになる事が多い。
他のキャラクターでは追いつけない速度で移動しつつ攻撃するのが最大の特徴。縦横無尽に駆け巡る事が可能で、移動が多いコンテンツに向いている。ダッシュすることでスキルのリソースが溜まっていくタイプのため、立ち止まる戦い方には向いていない。
なお最序盤のチュートリアルでバニーを獲得可能になっている。
キャラクター概要
役割 | ヌーカー |
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特徴 | 電気を放ちながら疾走する継続アタッカー。 走れば走るほど電気エネルギーが貯まり、これを放出して敵を攻撃できる。 |
属性 | 雷 |
スキル
脱兎 | 【融合】 バニーは移動する度に電気力をチャージする。2段ジャンプ後、着地すると周りにダメージを与える。 |
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ビリビリ弾 | 【融合】 エレクトロオーブを召喚し周りの敵にダメージを与え、感電状態にする。 |
光速ダッシュ | 【特異】 ダッシュ速度が大幅にUPし、電気力の獲得量がさらに多くなる。 |
稲妻放出 | 【特異】 移動時に周りの敵にダメージを与え、感電状態にする。 |
最大出力 | 【融合】 前方に電気を放ちダメージを与える。継続時間が長くなるほどダメージがUPする。 |
スキン
イベントスキン
進化スキン
ストーリー・能力
ストーリー
アルビオンには戦場の戦死者の数ほど多くの孤児がいた。しかし、バニーは大人になった今でも不思議に思うことがあった。
「パパとママは軍人でもないのに…どうして私を捨てたんだろう?」
両親はたまに顔を出してくれたが、6歳の誕生日以来すっかり会えなくなってしまった。バニーは両親を待ち続けていた。しかし、終わらない戦争の間は彼女が求める答えを見つけ出すことはできなかった。結局バニーは自分で結論を出すしかなかった。
「パパとママはきっと逃げ出したんだ。おばあちゃんと私を捨てて」
そうやって祖母と二人きりになったバニーは、大きな事故を起こすことでわだかまりを解消しているように見えた。とにかく足が速くて何度も治安部隊から逃れるうちに、バニーはアルビオン最高のトラブルメーカーという異名を持つようになり、軍人は簡単な相手だと思い込んだ。しかもバニーは兵士の武器を盗んで闇市場に売りつけるという、犯罪行為で儲けた金で祖母に尽くしていた。その頃のバニーの目標は、アルビオン最高のリタイア地区に家を買って祖母に豊かな老後を送ってもらうことだった。失踪した親の任務を受け継いだバニーにはたくさんのお金が必要だったが、足の速いウサギにそれは問題ではなかった。ものを盗んで走れば誰も自分を追いつけなかったからだ。高く売れる軍需品のグレネードを盗んだあの日だって何の心配もなかった。しかし、逃げ込んだ場所がよりによって漏電遮断器の壊れた危険物倉庫だったのがまずかった。
大事故を防ごうとする治安部隊と救助隊、そして最後まで捕まらないようにもがくバニーとの諍いは、彼女の祖母の耳にも入ってしまった。祖母はバニーにもう二度と悪いことをしないで大人しく自首するよう説得したが、運命は皮肉にも偶然の事故を生み出してしまう。武器庫から盗んできた電子式グレネードが誤作動を起こし、爆発寸前になった。グレネードのタイマーがゼロに近づいた瞬間、バニーは考えた。危険物倉庫の外にいる祖母も危険になるはずだと。祖母は親に捨てられた自分を守ってくれた唯一の存在であり、たった一人の家族だった。盗みまでして一緒に暮らしたいという未熟な願いは、タイマーがゼロになると同時に奇跡を起こした。
時の流れが止まったかようにゆっくりと見え、身に覚えのあるビリビリした感覚が全身を駆け巡った。爆弾を必ず止めるという切な願いが眠っていた力を目覚めさせたのだ。やがて彼女の体から強力な電気が放出されて危険物倉庫の中にたまった。強力な衝撃波が危険物倉庫の中を走ったが、幸いにも周りの電子機器がすべて止まったため、グレネードが爆発する惨事には至らなかった。祖母も少し驚いただけで怪我もなかった。
まるで大事故の償いをするかのように、バニーは限界を超えるアルケー能力を使ったせいで全身麻痺となり、長い間病院に入院してしまう。だが、アルケー因子が確認されたバニーに対して、司令部は今まで彼女が起こした事故に目をつぶる代わりに継承者になって服務することを命令し、バニーは素直にそれを受け入れた。今まで犯してきた罪は不問に付され、ちゃんと給料ももらえる。何ていいことなんだろう?バニーはむしろ喜んだ。一生懸命お金を稼げばおばあちゃんとおいしいご飯を食べられるから。
それに、もしかしたら…両親の生死がわかるかもしれないから。
専用装備と能力
生体発電コンバーター
生体発電コンバーター、一般には「生体電池」と呼ばれる特殊なスーツ。バニーが体を動かすことで発生する電気力を実質的な電力に転換して保存する、一種の蓄電装置である。この「生体電池」のおかげで、バニーは自分の体で作られた電気を貯めておくことができ、戦闘中は必要に応じて電磁気力を放ち、敵を攻撃することもできる。ただし、バニーのアルケーと身体活動によって生じる電力は、一般的な電流とはパターンや流れが大きく異なるため、今のアルビオンの技術力では完璧な電力コンバーターを作ることができなかった。そのため、バニーが動かなければすぐにチャージ量が落ちてしまうデメリットがある。電池ではなく、生体発電コンバーターと呼ばれる理由がここにある。
『また何かやらかしたのか?今度は減給程度じゃ済まないぞ』
– アルファ